皆さま、こんにちは。とむかです。
私たちの身体は、陰と陽でバランスを取っています。陰陽のバランスが崩れると、身体に不調が生じます。
片方の勢いが弱まれば、もう片方の勢いが強くなるというように、関係を変化させています。
陰陽の過不足によって、
・陽の不足は「寒」 過剰は「熱」
・陰の不足は「燥」 過剰や滞りは「湿」の特徴を持った身体が作られます。
見分け方として、陽の状態は色や動き、陰の状態は体型や太さなど形の特徴や、潤いの程度が役立ちます。
・陽の状態を判断する「色」
陽の過剰→赤みが強くなる
陽の不足→赤みが減って、白が現れる
皮膚や粘膜、舌などで赤が強く見られるときは、過剰な熱があると判断します。
黄色も「陽」の過剰を意味する色で、尿、鼻水、痰、おりもの、湿疹からの滲出液などの液体に黄色が目立つ時は、
熱が過剰にこもっている状態です。
白、淡い赤、くすんだ赤、青、紫などを見たら、陽が不足気味を判断します。
白は熱が少なくなって、冷えが強い時や、水が過剰な時、血液が不足な時に見られます。顔色や唇の色似見られる
青や紫も、熱の不足で、血液の動きが悪いことを意味する色です。
・陽の状態を判断する「動き」
陽が盛んな時→力強い速い動き、大きな勢いのある動作。
病的な過剰状態はソワソワしたり、無駄な動きになったりします。
陽が不足→頼りない弱々しい動き、動きの少なさや、ゆっくりとした小さな動き。
気が滞っている状態では、けだるそうな動きやため息の連発が特徴です。
・陰の状態を判断する「形」「潤い」
陰の過剰→太り気味の人
陰の不足→痩せ気味の人
他にも、皮膚、髪、舌など身体の構造物は陰が過剰なら太く厚くなり、陰が不足すれば細く薄くなります。
尿、大便、月経血、汗、分泌液などが多い、少ないといった「量」も陰の状態を反映します。
形には、「張り」として、陽の状態も反映されます。
陽が充実→皮膚に張りがあり、背筋の伸びた姿勢
陽が不足→皮膚のたるみ、伏し目がちや前かがみの姿勢
陰は潤いに反映されるので、皮膚や髪の表面の様子、各粘膜や舌苔の湿り具合から陰の様子を把握できます。
過剰→湿り過ぎ、分泌過剰、柔らかすぎる
不足→乾燥、かさつき、硬い
陽は日中に盛んになり、陰は夕方から盛んになります。
陰が盛んになる夜になっても活動し続けると、陽が過剰な状態になり、陽が盛んな日中になっても、寝続けてしまうと、陰が過剰になってしまいます。
これらを踏まえ、陰陽のバランスを保てるように、今回ご紹介した判断基準で生活を見直してみましょう。