こんにちは。
立川の伝統的な東洋医学に基づくオーダーメイド施術を提供する完全個室のリラクゼーション整体サロンふたたびの店長冬美です。
秋から冬にかけて、気温や湿度が低くなり空気が乾燥しやすく、喉や皮膚、呼吸器系に様々な影響を与えます。
東洋医学では、この時期を「燥邪」の影響を受けやすいです、燥邪は乾燥による外的な邪気で、体内の陰液(体内の水分)を奪ってしまう、また、乾燥した環境に長時間いても、体内の熱が増加し、内部熱が起こることもあります。悪化させ乾燥症状を考える原因となります。
燥邪の症状
燥邪は乾燥によって体の陰液(体液や栄養分)を消耗し、以下のような症状を引き起こします。
- 1. 呼吸器系の症状:
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• 乾いた咳(痰が少ない、または痰が出にくい)
• 喉の乾燥、痛み • 鼻の乾燥、鼻づまり
- 2. 皮膚の乾燥:
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• 皮膚の乾燥、かゆみ • ひび割れや赤みを伴うこともある
- 3. 消化器系の症状:
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• 便秘や便が硬い • 口や舌の乾き、飲み物を欲する
• 胃の不快感、食欲の減退
- 4. 全身の乾燥感:
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• 目の乾き • 脱力感や倦怠感 燥邪は特に秋に多く見られ、空気が乾燥している時期に悪化しやすいです。特に肺は乾燥に弱いため、燥邪は呼吸器系に影響を及ぼしやすいです。
燥邪の予防方法
- 1. 体を潤す食事を摂る:
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• 潤いを与える食材としては、梨、りんご、蜂蜜、白きくらげ、豆乳、ゴマ、クコの実などがあります。
• スープや煮物を多く摂り、体に水分を補うことが重要です。
• 辛味や揚げ物など、乾燥を促進する食べ物は控えるとよいでしょう。
- 2. 水分補給:
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• 日常的に十分な水分(白湯)を摂り、体内の潤いを保つことが大切です。
• 乾燥が強い季節には、加湿器を使ったり、適度に水を飲むことで乾燥を防ぎます。
- 3. 呼吸器の保護:
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• 空気が乾燥する季節はマスクを着用して喉や鼻を乾燥から守ります。
• 室内の湿度を調整し、適度な湿度を保つように心がけます。
- 4. 適度な休養と運動:
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• 燥邪に対抗するために、適度な休息と運動も重要です。疲労やストレスを軽減することで、免疫力を高め、外邪に対する抵抗力を強化します。
- 5. 中医学の予防法:
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• 燥邪を予防するために、潤肺作用のある漢方薬(例:沙参、麦冬、杏仁など)を使用することもあります。
個々の体質に応じた処方が必要なので、漢方医や専門家の指導を受けるとよいでしょう。 燥邪を防ぐためには、日常生活での湿潤ケアが重要です。